治療例

ロシアリクガメの総排泄腔内結石

病気:アフガンロシアリクガメ、体重73.3g。2日前から食欲が落ちて、排泄物に線虫がいるとのことで来院。便も尿も排泄されているとのことで、駆虫薬を処方するが食欲が戻らなかった。再診時に総排泄腔周囲の浮腫が認められたことなどから、結石が疑われたので確認したところ、直径1cm大の結石が総排泄腔内に確認された。

治療:問診のみでは正確な情報が入手できない場合もあるので、生体の細かなチェックが必要となってくる。甲羅が10cmにも満たない小さな亀でも、食事内容や脱水の状況などから膀胱や総排泄腔内に大きな結石ができることがある。膀胱内の結石については、開腹手術によって摘出しなければならないが、総排泄腔内の結石であれば、様々な医療器具を用いて破壊して取り除くことができる。通常、腎臓に対してダメージを受けている場合が多いので、点滴を数日施してあげると良いだろう。結石の再発に対して留意を置いておくことも忘れないでおく。

05.6.26.004

生体の大きさと比較して、細かく砕けてしまってはいるが結石の大きさが窺い知れるだろう。

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