治療例
リスザルの高カリウム血症を伴う栄養性疾患
病気:コモンリスザル、年13歳、雄、体重340g。徐々に元気がなくなり食欲もなくなったとのことで来院。
治療:フルーツやコオロギのみを与えていたとのこと。栄養性疾患の場合、ある程度の年齢になって発症する事も多々ある。血液検査で、おそらく水も飲めないような状況での脱水やもともとの腎疾患もあってか、カリウムが8.5以上もあり心臓が止まって突然死んでもおかしくない状況であった。急きょ点滴を施し、カリウムの低下や食欲が戻った時点で、通院でも治療に切り替え、種々のカルシウム・ビタミン剤、栄養剤などを投薬してもらった。手や足、尻尾などに潰瘍も形成されていたので、潰瘍用の塗り薬、抗生剤・炎症止めも投薬してもらった。体重も増加して、食欲・動きともに良くなっているとのことなので、快復が期待される(*^^*)
痩せていて、歩くことも困難な状態であった。
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