治療例

ハリネズミの血尿を伴った子宮器疾患

病気:ヨツユビハリネズミ、年齢約2歳、メス、体重267g。真っ赤な血尿が出ているとのことで、来院。

治療:尿検査で、潜血反応、赤血球の観察により、膀胱炎などの尿路疾患と仮診断をして、抗生剤や止血剤で反応をみる。2ヶ月ほど、出血はなかったが、再度出血が観察されたため、麻酔下にて、超音波画像診断にて検査をしてところ、子宮の拡大が観察されたので、手術により子宮卵巣を全摘出した。病理検査の結果は、子宮内膜増殖症であった。術後の経過自体は、良い方向へと進んでいたが、後にWHS(プルプル病)を発症してしまった。

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真っ赤な尿と便。  手術中の大きく腫れている子宮。

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