治療例
ハムスターの頬袋の反転
病気:ジャンガリアンハムスター、年齢1歳2ヶ月、体重37.7g。来院前日から左側の頬袋が脱出しており、本人が気にして食餌も取れていないよう。頬袋の脱出の原因としては、炎症によるもの、膿が溜まることによるもの、腫瘍ができてしまったことによるものと、いずれにしても頬袋に違和感を感じて自分で出してしまうことが多い。
治療:まずは、原因によっても異なってくるが、腫瘍や膿瘍(この場合は外科的に摘出が主)でなければ、炎症や浮腫みを取り除いて整復をしてやる。それでもすぐに脱出するようであれば、整復後に頬袋の入り口を縫合する。縫合されている間(約7から10日)、内服薬として炎症止め・抗生剤などを併用する。これでも、場合によっては、また脱出してくることもあるので、その時は頬袋の切除を視野に入れる。
最初来院した時とその後、更に酷くなった時。
摘出の様子。この子は口腔粘膜も一緒に一部摘出することになった。
他の治療例を探す
SEARCH
症状や動物別、フリーワード検索が可能です。