治療例
チンチラの奥歯(臼歯)の不正咬合
病気:チンチラト、年齢5歳、オス、体重624g。2週間ほど前から、食欲が低下をし、体重が減ってきたとのこと。口腔内にはヨダレが多く、臼歯(奥歯)の過長が認められた。消化管内へのガスの貯留も、触診によってわかった。
治療:チンチラも、ウサギやモルモットなどと同様に、前歯(切歯)だけでなく、奥歯(臼歯)も一生伸び続けます。不適切な食事内容や金網のケージを齧ることなどにより、歯の不正咬合が起こります。正しい飼育環境を整えてあげることが、何よりの予防となります。主な治療としては、伸び具合にもよりますが、保定をして専用のニッパーなどで、パチンとカットする場合と、麻酔をかけて、マイクロモーターなどで、削る場合とに分けられます。再発予防のために、正しい飼育環境への徹底した改善を同時に行います。
上の奥歯(臼歯)がハの字に外側に伸びて、頬に刺さっている。
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