治療例
ジョンストンカメレオンの卵管脱を伴った卵塞
病気:ジョンストンカメレオン、年齢?歳、雌、体重57g。抱卵中。総排泄口より何か出ている、5日前から食欲も低下しているとのこと。
治療:通常早期であれば、消毒をして綿棒などで総排泄腔内に押し戻すなどの処置を施す。この子の場合、脱出物が浮腫を起こし大きく腫大していたので、浸透圧の原理を利用して単シロップを塗布することにより、浮腫を軽減させ整復を試みたが、整復が可能な大きさまでに浮腫が軽減しなかった。生体の状態、産卵の時期、その他を考慮して、卵の摘出術と卵管の整復術を麻酔下にて施した。総排泄口にも一定期間の縫合を施した。
連れて来た時と、単シロップによる処置を施して浮腫を軽減させた後。
卵管内に生理的食塩水を注入して、卵管より卵のみを摘出しているところ。
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