病気:クサガメ、体重5.6g。2週間前から眼が開かなくなって、食べようとはするが口も開かなくなってきたとのことで来院。
治療:水ガメの小さいうちは、ビタミンAが不足したり、不適切な飼育下によって感染症を起こしやすい。この子の場合、重度の皮膚疾患によって眼も口も開けにくくなっており、呼吸器にも感染が広がったために息が苦しく、上を向いて呼吸をしていた。抗生剤、炎症止め、ビタミンA、点滴などの注射、消毒液での薬浴、流動食の強制給餌、徹底した温度管理によって、食欲・元気が改善したならば、再発防止に努めるように飼育の指導を行う。
呼吸が苦しいために上を向いてしまっている。