治療例
ウサギの膝蓋骨脱臼
病気:ロップイヤー、年齢3歳、雌、体重2.28kg。5日前から右後肢を引きずり、食欲も低下しているとのこと。触診と膝関節のレントゲンより右側後肢膝蓋骨(膝のおさら)の内方脱臼と診断。
治療:早期に処置を施せば、足を伸展させて膝蓋骨を指で押すことにより整復出来る事もあるが、犬と違い、先天的に滑車溝(おさらの納まる溝)が浅くて脱臼するようなことは少ないので、指のみでの整復には困難を要する。用手法で整復できない場合は手術の適応となる。手術をせず、足が脱臼したままでも動物はわりにストレスなく過ごす。痛みによる食欲の低下が懸念されるので、痛み止めと食欲増進剤も投与する。
右側後肢膝蓋骨(上のレントゲンでは左側)が内側にずれているのが判る
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