治療例

ウサギの子宮蓄膿症

病気:ネザーランドドワーフ、年齢6歳弱、雌、体重2.44kg。2週間前から血便ということで、他院で抗生剤にて治療。腹部が急に膨れてきて、呼吸の様子がおかしくなったため当院に転院。明らかに肛門からではなく、外陰部からの出血と判明。可視粘膜の蒼白がみられ、触診、下腹部のレントゲン検査,、血液検査などで、腹水の貯留と子宮疾患が強く疑われた。

治療:ウサギの子宮蓄膿症の場合、麻酔の危険性が無ければ、手術により卵巣・子宮全摘出術が行われるのが通例である。子宮の疾患には、他にも腫瘍・水腫・静脈瘤など様々あるが、動物の状態にもよるが、将来的なリスクなどを考えると、子供を産ませないのであれば、内服で一時的な回復を量るよりも、卵巣子宮摘出術を施したほうが良いだろう。犬猫の獣医学で避妊去勢術を薦めるよう理由が、ウサギにおいても同じようなことが言えるであろう。

  04.11.19.00504.11.19.004

腹水によって膨満した腹部と、子宮部に石灰化が認められる。

04.10.20.009 04.10.20.017

腹部に溜まっている、腹水と蓄膿した子宮。

他の治療例を探す

SEARCH

症状や動物別、フリーワード検索が可能です。

症状をお選びください

動物をお選びください

症状をお選びください

動物をお選びください

症状をお選びください

動物をお選びください

症状をお選びください

動物をお選びください

症状をお選びください

動物をお選びください

PAGE TOP