飼育方法

インコ・オウム類の飼い方

鳥類の飼育方法

「インコ・オウム類とは」

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「食べ物」

・成長期(体重増加が見られる期間)(セキセイで生後35日前後、ラブバードで生後40日前後、オカメで生後50日前後):ヒナ鳥用のパウダーフード(ラウディブッシュ社、ハリソン社、ズプリーム社、ケイティ社、ラフィーバ社など)を一日数回に分けて与える。鳥の種類・大きさ・体重変動・そ嚢内食餌残量などによって、量と回数を決める。

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維持期:ペレット(ラウディブッシュ社、ハリソン社、ズプリーム社、ケイティ社、ラフィーバ社など)を中心に常に好きなだけ食べられるように、種子類(シード類)などは食べ過ぎないように時々のみ、それから生のビタミン源としてバラエティに富んだ果物(バナナ、リンゴ、マンゴー、キュウイなど)、バラエティーに富んだ野菜(キャベツ、小松菜、サツマイモ、カボチャなど)を食餌に影響しない程度に与える。

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換羽期:栄養強化されているペレット(ラウディブッシュ社、ハリソン社、ズプリーム社、ケイティ社、ラフィーバ社など)を中心に常に好きなだけ食べられるように、種子類(シード類)などは食べ過ぎないように時々のみ、それから生のビタミン源としてバラエティに富んだ果物(バナナ、リンゴ、マンゴー、キュウイなど)、バラエティーに富んだ野菜(キャベツ、小松菜、サツマイモ、カボチャなど)を少々。換羽期は、新しい羽を作るために通常よりもタンパク質などの要求量が増加しますので、食餌を換羽期用のものに切り替えてあげることで、鳥の負担を軽減してあげましょう。

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種子類(シード類)(皮付き・ムキ餌)について

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昔は、犬の食餌がお味噌汁を白米にかけたり、猫に鰹節を振りかけた白米を与えていました。栄養のバランスがそれでは良くないという事がわかり、犬猫の栄養素の要求量が調べられ、現在のドックフード・キャットフードが開発されました。ご存知のように昔に比べて、犬猫の寿命は、もちろん食餌の改善だけではありませんが、飛躍的に伸びています。小鳥に関してはどうでしょうか? 昔から皮付き・剥き餌は変わらぬ定番となっているのではないでしょうか。小鳥に関しても犬猫と同じようなことが言えます。皮付き・剥き餌では、食餌中の蛋白質・脂肪・炭水化物・ビタミン・ミネラルなどのバランスに欠く所があります。どんなに上手に数種の種子類をブレンドして皮付き・剥き餌などの混合飼料を造ったとしても、小鳥が偏食をしてしまえばそれまでです。幸いにして、近年では、犬猫のドックフード・キャットフードのように栄養バランスを整えた総合栄養食である鳥用のフード、ペレットが開発され、ラウディブッシュ社、ハリソン社、ズプリーム社、ケイティ社、ラフィーバ社などをはじめとする会社から、様々な用途に合わせて販売されるようになりました。その恩恵も在り鳥類の寿命も飛躍的に延びつつあるので、こういったものを食餌として与えるようにしましょう。

「ケージ・おもちゃ」

ケージの中でのみで飼うのか、一日何回か外に出して遊ばせて飼うのでなど、どのような飼い方をするかでも、ケージの大きさは変わってきます。ケージのみで飼うのならば、中で餌を食べたり、運動したり、寝たりと全ての生活を行わなくてはならないのですから、ある程度の大きさが必要となります。市販されている、小鳥用のケージで気持ち大きめの物を選べば良いでしょう。放して運動をさせるのであれば、これよりも多少狭くても構いません。
インコオウム類は勝気で頭のいい動物です。おやつやオモチャなどでコミュニケーションをはかり、生活の質を高めてあげましょう。人間の子供と同じと考えてあげて下さい。おやつの与えすぎはいけません!オモチャも口に入ってしまうようなものは危険なので避けてあげましょう。オモチャに関しては、発情を誘発してしまうようなもの(鏡・小鳥の人形など)は生殖器の疾患を誘発する恐れもあるので、できるだけ避けてあげましょう。

「予防」

インコ・オウム類の疾患としては、不適切な食餌に起因する(肥満による心疾患、肝疾患、皮膚疾患、生殖器疾患など)ものが大半を占めます。こういった疾患を予防するには何よりも食餌の改善です。信用のできるメーカーのペレットに早期に切り替えてあげましょう。今の食餌(皮付き・剥き餌・ヒマワリ)からペレットに切り替えるのには、インコ・オウム類によって期間と労力が必要となる場合もありますが、より良い生活の質・寿命を考えると、期間と労力を使ってもその恩恵は図り知れないのもがあるでしょう。

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