治療例

ブラッドパイソンの呼吸器疾患

病気:ブラットパイソン、年齢約3歳、体重8.42kg。約2ヶ月前に口から泡のようなものが少し出て、呼吸も少し苦しそうだったが脱皮をしたら症状が改善したので様子を見ていたら、また2週間ぐらい前から、口から泡、呼吸もおかしくなり、下痢気味になり食欲も落ちてしまったとのこと。

治療:口腔内がおかしいと何でもかんでも「マウスロット」とするのは誤りである。ヘビをはじめとする、爬虫類に多い疾病で、冬場など空気の温度が低くなっているときによく罹患するのが呼吸器の疾患である。見落としがちなのが、ケージ内の生体が吸い込む空気の温度である。生体自身がパネルヒーターなどで温まっていても、吸い込む空気自体の温度が低ければ、呼吸器に対して刺激を与え、それを一つのきっかけとして、呼吸器に感染を起こしてしまう。抗生剤、場合によっては呼吸を和らげるお薬や炎症止め、下痢止めなどを使用する。いずれにしても、爬虫類の呼吸器に対しての治療は、手間と根気が必要であろう。

05.01.15 05.01.15.001

口唇部に傷、口腔内に滲出物。苦しいので上を向いて呼吸をしている。

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