治療例

フクロギツネの腹腔内膿瘍

病気:フクロギツネ、年齢約3歳、雌、体重1.48kg。10日前から食欲と元気が無くなりはじめ、威嚇をするようになったとのことで来院。問診にて、約1年前に陰部から出血をしていたことがわかり、触診にて腹部内に5cm大の腫瘤が確認された。バリウムによる消化管造影検査では、バリウムが胃内に長時間留まり、幽門部の狭窄が伺えた。

治療:開腹すると、すぐに消化管内の至る所にチーズ状の膿が確認され、癒着も確認できた。胃の幽門部についても膿の形成と癒着が進んでいた。下腹部の腫瘤も周囲に消化管が癒着してしまっていた。推測するに、卵胞膿腫が進行して膿が腹腔内に散らばってしまい、癒着によって食欲が停滞したのだろう。

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仰向けにして腹部の毛を刈ったところ。左下腹部(画像では右側)に膨らみが観察される。
開腹すると、消化管内の至る所にチーズ状の膿が観察され、癒着も起きていた。

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