治療例

スローロリスの歯周病

病気:ピグミースローロリス、年齢約5歳、雌、体重528g。約1週間前から食欲が減退して、口から出血し、体重も減少しているとのこと。食事内容は、主に昆虫ゼリー、ミルワーム、カステラ、フルーツジュースとのこと。明らかに、口腔内に、酷い炎症を伴う歯石が多く観察された。ともに悪臭を伴う、口臭と涎もみとめられる。

治療:血液検査などを施して、他に異常が無いかを調べた上で、超音波スケーラーによって歯石を除去し、口腔内の処置を施した。この子は、犬歯も途中から人の手によって、カットされていた。再発の予防をするために、食事内容の改善を徹底的にしなければならない。ゼリーなどは、例え虫用でなく小動物用であったとしても、決して主食にはならない。オヤツ程度として限定すべきである。甘さの強いものに慣れてしまうと通常のお食餌を受け入れ難くなってしまいまう。食後も、たいへんではあるがこの子は幸いとても大人しいので、人や犬の歯磨きに近い形で口腔内のケアーをし、再発予防に努めてもらう。

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歯肉が盛り上り、少しの圧迫でも出血が起こる。

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