治療例

スローロリスの去勢術

病気:スローロリス(スマトラ産)、年齢約2歳、雄、体重770g。小さい頃は、噛まなかったのに最近噛むようになったので、犬歯を抜いてほしいとのことで来院。

治療:安易に犬歯を抜くことは絶対にできない。人の歯科学でも昔は安易に虫歯の抜歯を行っていたが、それが間違いであることに気づいて今では歯そのものを温存しながらの治療が主体となってきている。まず、何故噛むのか、甘噛みの加減がわからないだけなのか、攻撃して噛んでくるのか、と考えなければならない。動物倫理、麻酔のリスク、抜歯によるリスクなど様々な問題を考え、そして結論を出す。野生動物で特に雄の場合、雄であるがための本能の部分が成長と共に強くなってきて噛む様になる子もいる。その場合、去勢によって精巣を摘出することによって、本能の部分が取り除かれるので、噛まないようになることもある。

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麻酔下の様子と摘出された精巣。

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