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スローロリスの代謝性骨疾患(クル病)

病気:スローロリス(タイ産)、年齢約3歳、雄、体重323g。2週間ぐらい前から自分で歩けなくなった。食欲なども低下しているとのこと。年齢からしても明らかに異常に小さく、見た目での骨の変形、自力での排尿排便も困難なこと、口臭も臭うことから、クル病と尿毒症が疑われた。レントゲンでも、手足をはじめとして骨盤などの変形、消化管内ガス・排泄物の貯留が認められ、血液検査でも尿毒症が認められた。

治療:食事内容の改善は言うまでもないが、カルシウム・ビタミン剤などの投薬とともに、それぞれの症状にあわせて点滴なども施す。重度のものでは予後は悪いが、早期のものであれば、比較的治癒の成績は良い。とにかく、正しい飼育方法を!ということに尽きるが、ペットショップでさえも大人になるまでの、きちっとした飼育方法をわかっているところも少ないし、わかっていても便宜上しないところもある。もちろん、飼育者自身の知識・スキルも重要であることは言うに及び無い。防げる病気なので、防いでほしい限りである。

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とても大人のサイズではなく、手足の変形も顕著である。

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