治療例

オオハシの一酸化炭素中毒

病気:オニオオハシ、年齢6歳、体重480g。10日ぐらい前に、火災が起こった場所から救出され、周りにいた他の鳥たちはほとんど全滅。その後、3日間ほどは元気も食欲もあったが、次第に元気も食欲も落ち、下痢・斜頚となり、自分で餌をくわえても食べられない状態となった。下痢は、他院にての不適切な抗生剤投与の結果とわかる。血液検査上で、著しいCK(クレアチニンキナーゼ)の上昇が認められた。

治療:通常、症状が無くても火災からの救出後、高圧の酸素処置を施さなければならない。一酸化炭素中毒による症状は、直後に起こらなくても何日も経ってから起こることもあるからだ。この症例では、数日経過していたので、特に高圧の酸素による処置は行なわなかった。斜頚や神経症状に対する治療、脳内血流量を高める内服薬を、集中的に施した。内服は改善の有無に関係なく、数ヶ月行なわれる。

04.4.21.001 04.4.21.011

よかったね、オオちゃん!自分で食べられるようになって。

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