治療例

ウサギの脛骨骨折(ピンニングによる固定)

病気:雑種、年齢約3ヶ月、雌、体重1183g。昨夜ケージ内のスノコに後足を引っ掛けて、暴れて骨折したよう。レントゲンにより左側後肢脛骨の骨折とわかる。

治療:ウサギなどの小動物では、骨の脆さや麻酔のリスクを考慮に入れると、選択できる方法としては、「何もしない(内服のみ等)」、「ギブス固定」、「外科的」に別れる。それぞれに短所長所がある。この子の場合、麻酔下にて外科的にピンニングを施した。術後、2ヶ月は狭いケージで管理をして、定期的にレントゲンで骨の再生などを観察する。骨の融合が完全に形成されたらピンを麻酔下にて取り除く。

05.9.8.00405.9.8.017

ピンを入れているところと、ピンの先端部をカットしたあと。

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