飼育方法

フトアゴヒゲトカゲの飼い方

爬虫類の飼育方法

「フトアゴヒゲトカゲとは」

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フトアゴヒゲトカゲ

「食べ物」

維持期:生餌・・・生餌といっても生きていなければいけないと言うのではありません。加工されたものでなく生の餌と言う意味です。栄養価が同じ程度であれば、冷凍でも問題ありません。トカゲモドキに与えられるもので、国内で入手出来るのもとして、生きたコオロギ・・バッタ・ミルワーム・カイコ・ハニーワームなど、冷凍の雛鶉・ピンクマウス・マウス・コオロギ・バッタなど、缶詰のコオロギ・ミルワームなどがあげられます。また、爬虫類・猛禽類用に作られた、100%マウスで作られているソーセージ(レップミール)もあるので使用してみても良いでしょう。それから、人工のフード(ポゴナクラブの爬虫類牧場パウ雑食用など)も販売されているので使用しても良いでしょう。バラエティに富んだ果物(バナナ、リンゴ、マンゴー、キュウイなど)、バラエティーに富んだ野菜(キャベツ、小松菜、モロヘイヤ、ニンジン、サツマイモ、カボチャなど)。食餌は単一化せずに様々な種類のものを与えてあげましょう。お肉の塊のみでなく、骨や内臓を含んでいる動物を丸ごと与えることによって、バランスの取れた食餌となります。不足がちな栄養素を更にサプリメントで補ってあげましょう。

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フトアゴヒゲトカゲの疾患飼育下で日常よく診られるのが、不適切な食餌内容による代謝性骨疾患、細菌感染などによる膿瘍、不適切な環境温度や肥満などによる嘔吐や下痢、不適切な環境による脱皮障害などがあげられます。

「ケージ」

フトアゴヒゲトカゲなどの、変温動物である爬虫類の行動を考えると、食餌後にお腹の消化を促したり、活動的になるために体温を上昇させる「暖かい所」、体を休めたり、活動を低くするために体温を低下させる「寒い所」を彼らが移動できる環境下に作ってあげる必要があります。こちらが選択をして環境下を一定の温度にするのではなくて、異なる温度設定にすることで彼らに必要な温度を決定させてあげられるようにしてあげられるということが大切です。一つのケージ内に「暖かいところ」「寒いところ」という2つの環境を作るわけですから、個体の大きさ・運動などに関係なく、必然的にケージは大きなものが必要となってくる。小指ぐらいの小さな子でも60cm以上の水槽は必要でしょう。

「紫外線」

フトアゴヒゲトカゲは、一般的には紫外線(280~315nm)ビタミンD3が食餌内容のカルシウムを消化管から吸収するのに必要だと言われています。が、まだまだ飼育下においての数値的なことなど解っていない事が多い問題で、難しい問題の一つでもあります。紫外線の問題から一番良いのは、自ら直接日光浴ができる環境を与えてあげられれば理想です。紫外線が不足している、または室内飼育の場合、爬虫類用人工紫外線灯などを利用するのもよいでしょう。

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