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哺乳類 ほにゅうるい

ウサギの飼い方

「ウサギとは」

ウサギの仲間は、世界中で150種類前後いるのではないかと言われています。私たちが良く見かけるのは、野生のヨーロッパアナウサギという種類を、古代 ローマ時代(1万年以上前)から人によって改良されてきた子達です。頭がよくて、人懐っこく、うるさくなくて、犬猫とは違う魅力をもっている子達。

「食べ物」

成長期(体重増加が見られる期間)生や乾燥の牧草(アルファルファ、チモシー、他のイネ科の牧草など)半量、原材料がアルファルファとチモシーで高品質のソフトタイプペレット(イースター社のバニーセレクションなど)半量、生のビタミン源として濃緑色の野菜(下痢をしない程度、食餌量に影響しない程度)を。

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維持期:生や乾燥の牧草(チモシー、他のイネ科の牧草)を主食、原材料がチモシーで高品質のソフトタイプペレット(イースター社のバニーセレクション、ウーリー社のブルームシリーズなど)を副食、生のビタミン源として濃緑色の野菜(下痢をしない程度、食餌量に影響しない程度)を。

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牧草の繊維、濃緑色の野菜のビタミン類などの良いところを合わせ持つものもあります。それが生の牧草です!比較的手に入れやすく保存期間も長い乾燥牧草に比べて、購入しても保存がきかない、栽培の管理が手間だ、など劣ってしまう箇所もいくつかありますが、本来ウサギは野生下でこういったものを食しているので、その恩恵は大きいはずです。毎日は不可能でも、できるだけ与えるように努力しても良いでしょう。

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ウサギが子供の時に正しい食餌内容を与えるのはもちろんですが、その他にも色々な食餌・野菜を与えてあげることも大切です。ウサギのなかには、子供のときに食べた食餌・野菜以外を、食べ物として受けつけない子もいます。なかには、無理な食餌の切り換えをして、新しい食餌をまったく受けつけずに餓死してしまった子もいます。将来、病気になったときに必要な処方食を食べなかったり、理想的なフードが新たに開発されても、それを食べなかったりする恐れもあります。これを防ぐ意味で子どもの時には、色々なメーカー、色々な種類のペレット・牧草・野菜を与え、どんな食餌でも食べられるような子に育てる必要があります。

「ケージ」

ケージの中のみで飼うのか、一日何回か外に出して遊ばせて飼うのでなど、どのような飼い方をするかでも、ケージの大きさは変わってきます。ケージのみで飼うのならば、中で餌を食べたり、運動したり、寝たりと全ての生活を行わなくてはならないのですから、ある程度の大きさが必要となります。市販されている、ウサギ用のケージで大きめの物(最低でも60cm四方)を選べば良いでしょう。放して運動をさせるのであれば、これよりも多少狭くても構いません。床は、全面に牧草を敷き詰めてあげられれば理想ですが、費用面や掃除の手間などを考えれば、幅の広い木製のスノコでも構いません。ただし、金属製のスノコは、足の裏を傷める(足底潰瘍)可能性もあるので、避けてあげましょう。

「思い出」

僕がウサギと出会わなかったら、僕は獣医になっていなかったかもしれない。僕が動物たちの世界にはまったきっかけを作ってくれたのは間違いない。20年近く前、某デパートのペットショップで、ネザーランド(ピーターラビット)と出会った。ウサギの魅力が判る人には言うまでもないが、その可愛さに「やられた」。いちころだった。口元が可愛いお尻のようだったので名前は「ヒップ」。「ヒップ」と呼べば、遠くにいても飛んでくる。小さなキャベツはそのご褒美。僕が歩けばついてくるし、足の周りを付いて来る。かわいい、とにかく可愛い。家を出て、帰ってくるときは心臓がドキドキする。早く会いたい、早く「ヒップ」に会いたいと。「ヒップ」もすぐに飛んで来てくれた。ヒップは僕にウサギの頭のよさ、人懐っこさを教えてくれた子だった。ヒップとの出会いによって、ウサギの、生き物の、飼育方法や医療について深く考えるようになった。

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